それには、「\"」というように、「"」の前に「\」記号をつけます。
// escape01.java class escape01 { public static void main(String args[]) { System.out.println("この猫は\"メインクーン\"という種類です"); } }実行結果は次のようになります。
この猫は"メインクーン"という種類ですきちんと「"」が表示されましたね。このように「\」と文字の組み合わせで特別な文字を表すことができます。これを「エスケープシーケンス」といいます。エスケープシーケンスには次のようなものがあります。
エスケープシーケンス | 意味 |
---|---|
\" | "(ダブルクォート) |
\' | '(シングルクォート) |
\\ | \(円記号) | \t | タブ |
\b | バックスペース |
\n | 改行 |
\r | 復帰 |
\f | 改ページ |
\xxx | xxxは8進数で表された文字 |
\uxxxx | 数xxxxは16進で表された文字 |
では、簡単なサンプルを見てみましょう。
// escape02.java class escape02 { public static void main(String args[]) { System.out.println("品名\t定価\t個数\t合計"); System.out.println("-------------------------------"); System.out.println("ラジオ\t\\3000\t2\t\\6000"); System.out.println("テレビ\t\\10000\t3\t\\30000"); } }実行結果は次のようになります。
品名 定価 個数 合計 ------------------------------- ラジオ \3000 2 \6000 テレビ \10000 3 \30000Javaでは、文字コードははユニコードを使います。
// escape03.java class escape03 { public static void main(String args[]) { System.out.println("\u732B\u3067\u3082\u308F\u304B\u308B"); } }これは、なんと表示されるでしょうか。 実行結果は次のようになります。
猫でもわかる
Update 21/Jan/2010 By Y.Kumei