トピックファイルにコンテキスト番号を割り当てておくと アプリケーション側からヘルプを呼び出すときに便利です。 (状況依存ヘルプ SDK編第288章参照)
Projectタブの「HtmlHelp API information」ボタン(上から4番目、矢印が左斜め上方
を向いたボタン)を押します。そうすると「HtmlHelp API information」ダイアログボックスが
出てくるので、そこの「Alias」タグをクリックします。「Alias」ダイアログボックスが出てきます。
最初の欄にIDを入力します。IDH_***というように決めておくと混乱がありません。 ***には内容がわかるような名前を付けておきます。
真ん中の欄はコンボボックスからトピックファイルを指定します。
最後の欄は必要があればコメントを書いておきます。
記入が終わったらOKボタンを押します。
HtmlHelp API Informationダイアログに戻るとAliasタグに追加した
コンテキストIDと関連づけられたトピックファイルの一覧が表示されています。
次に、トピックファイルと関連づけたコンテキストIDに
実際の数値を割り当てます。番号は何でも良いです。ただ、このヘルプを
呼び出すアプリケーションをVC++で作っている場合、1000番台はコントロールのID、
40000番台はメニュー項目のIDとダブってしまう危険があるのでさけた方が無難です。
VC++の「ID」と書かれたボタンを押すとシンボル名と値の一覧が出るので確認しておくと
なおいっそう安全です。
メモ帳などに、次のように割り当てて***.hの名前(***には適当な名前を付けます)で保存します。 一般に拡張子がhのファイルをヘッダファイルといいます。
#define IDH_NO1 10010 #define IDH_NO2 10020 #define IDH_NO3 10030 #define IDH_NO4 10040 #define IDH_NO5 10050 #define IDH_NO6 10060 #define IDH_NO7 10070 #define IDH_NO8 10080 |
ヘッダファイルができたら「HtmlHelp API Information」ダイアログの 「Map」タブをクリックします。そして、「Header file...」ボタンを押して 先ほど作ったヘッダファイルを指定します。そうすると Mapタブに「#include ***.h」と表示されます。
Projectタブに戻ると[ALIAS]と[MAP]という項目が増えてるので 確認してください。
今回の作業後コンパイルし直しても、HtmlHelp自体は何も変わっていません。
Update Sep/18/2000 By Y.Kumei